さいたま市浦和区にある英会話スクール「Lingo Institute」。
今回は教育への意識が非常に高いこのエリアで活躍される代表の原田靖子さんにインタビューさせていただきました。
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英会話で起業されたいと思ったきっかけは?
高校時代に留学団体が主催するイングリッシュキャンプに参加し、色々な国の高校生とふれ合い、異文化体験の重要性を知りました、それからは大学でも異文化コミュニケーションについて卒論を書くなど、ずっと海外と日本の架け橋になる仕事をしたいと思っていました。
結婚後イギリスに留学し、学位を取得後、ロンドン大学付属の語学スクールで日本語講師をしていましたが身内に不幸があり突如帰国することに。帰国した際、大手の英会話スクールに勤めていた友人から独立したい旨相談されました。ちょうど私も個人的に日本語教師として仕事をしたかったので一緒にスクールを立ち上げようということになりました。友人は英語コース担当、私は日本語コース担当ということで。
大学院の修士号を取得されていると聞きました
結婚した後、主人の仕事の関係で金沢に住んでいたのですが、その頃にとある方からの誘いを受け、在住外国人に日本語を教え始めました。日本語教師としての訓練を受けながら教えるといったOJT状態でした。そんなある時、イギリス人の生徒さんに文法的な解説がきちんとできず、力不足を痛感した事から、体系的な勉強をすることを決意しました。
イギリスは第二言語を習得するノウハウについての研究が古くから進んでいます。その中でも特に「応用言語学」に定評がある大学院を選び、学位を取得しました。
応用言語学とは、普通の言語学を実際のティーチングに応用することを目的とした学問です。
私が学んでいた大学院では90か国以上からの生徒が学んでおり、毎日がオリンピック状態。(笑)非常に貴重な異文化経験と学びを得る事ができました。
Lingoの強みについて教えてください
英語担当講師も日本語担当講師も日本人・外国人双方の視点を熟知しており、実際の教授経験も豊富です。教師の質には絶対の自信があります。
講師の数は少ないですが一部の大手スクールのようにコロコロと担当講師が変わることはありません。
当スクールには子供・ビジネスマン・リタイアされたご夫婦等、様々な方がいらっしゃるのですが、皆さん自分のやりたい事がハッキリしている方が多いです。
こういった具体的なニーズにしっかり応えられる講師力が、弊社の強みと考えています。
スクールのある、さいたま市浦和区は教育に力を入れている地域と聞きました
浦和は昔から教育都市として有名で、公立の小中高校もとてもレベルが高く、教育目的で学区外からわざわざ浦和区に引越して来られる方が多いようです。
また、さいたま市は子供の習い事にかける費用が全国的にみても非常に高いと言われています。
経営者の方の中には英会話に苦手意識を持っている方も多いのですが、そういった方たちへのアドバイスはありますか?
「完璧な英語で話さなければ」と言葉や表現だけに注力するのではなく、堂々とした自信のある態度を示すのがポイントです。
コミュニケーションで相手が重要に感じる要素のうち、言語のみの占める比率は半分未満と考えてください。
それよりも堂々とした態度・アイコンタクト・豊かな表情・しっかりした挨拶・握手の力強さといった、ノンバーバルな要素が非常に大切です。
万一、ビジネス上専門的な部分での商談を行わなければならない場合、契約書等重要な部分のみ通訳をつける、という事でもよいわけですね。
ネイディブ並みに話せないことに悩むより、“この人は人として魅力的でビジネスパートナーとして信頼できる”と思わせることの方が重要です。まずはコミュニケーション能力を向上させる事を意識してみてください。
今後の展望についてお聞かせください
私は日本語教師として外国の主にビジネスの経営者といったトップマネジメントの方に日本語を教える機会が多くあったので、そういった方達が日本と海外のビジネスの違い、コミュニケーションの取り方の違い等で困惑されるポイントを熟知しています。
このようなコミュニケーションギャップについて、英語を学びに来る方へ セミナーや勉強会といった形でお伝えすることにより、異文化コミュニケーションの重要性を広めていければと考えています。“英語さえ勉強すればうまくいく”と誤解されている方が本当に多いですから。