弁護士法人三宅法律事務所

  • 74期 弁護士法人三宅法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士・シニアパートナー 
士業
会社名
弁護士法人三宅法律事務所
事業内容
法務関連業務
エリア
東京都
設立年
1938年
ホームページ
https://www.miyake.gr.jp/

今の仕事に就いた理由、きっかけをお聞かせください

元々は裁判官(判事)志望で刑事裁判を担当しようと思い,司法試験を受験したのがキッカケ。
大学時代に経済小説を「大分に」読んだが,その中にあった大型倒産事件に取り組む弁護士の小説が印象的であったのと,司法修習時に大阪配属になり,多種多様な業務を扱う,多種多様な弁護士を見たのが判事ではなく弁護士の志望に転じたキッカケとなります。

貴社事業についてお聞かせください

法律業務全般を取り扱っております。裁判や調停といった裁判所関連手続はもちろん,大企業・中小企業の別を問わず企業法務をメインに取り扱っておりますので,会社法関連業務(会社の組織運営上の手続対応や相談,デューデリジェンスをはじめとしたM&A時の対応等)や労働法関連業務(裁判・労働審判のほか,行政機関への応対とこれに関する相談,組合対応等)などは日常的にご相談のあるところです。
あとは意外に思われる方も多いのですが,大阪発祥ゆえか伝統的に幅広に業務を取り扱うところもあり,実は家事事件(離婚やそれに伴う子供を巡る争い,相続にまつわる紛争等)などもかなりの頻度で取り扱っています。

貴社の強み・とんがりを教えて下さい

他に無い特長という意味ではまずは創業からの歴史が長く,当事務所は戦前に既に法律事務所として存在しています。
過去の所属弁護士の足跡をその高い水準の仕事振りとともに見ており,伝統ゆえの良い意味で「ブレない軸」が有るのも良いところだと思います(アジリティに聊か欠く「営業下手」と表裏でもあるのですが)。
あとは法律事務所は基本的に「他人の事務を他人に代わって行う事」を業とする「事務屋さん」であると認識しており(その点は,弁護士だけでなく,公認会計士・税理士・司法書士をはじめ,士業と呼ばれるライセンスホルダーである専門家全般の特徴です),ともすると日々の「実務」偏重になりがちなのですが,当事務所はアカデミックなことも大事にしてそれを追求し,業務に生かしているところが「強み・とんがり」ではないかと思います。 

自社の理念、理行を教えてください

当事務所の性質を考え,卒塾時,以下のように掲げております。

理念:「顧客の良き道標たるべし」
理行:①学究的姿勢の下,質の高い仕事の探求に努める
   ②顧客と真摯に向き合い,その安寧を図る
   ③自分の仕事の影響をよく考える  

創新塾で決めた「自聖言」を教えてください

「MIND THE GAP」

あなたが仕事を通じて達成したい、成し遂げたいことがあれば教えてください

本来は私が(弁護士として)失業するくらいに紛争の無い世の中になるのがベストですが,恐らく中々そうはならないので,少なくとも「理不尽」に踏まれる人が無くなるよう,尽力していきたいと思っております。

経歴・自己紹介

20余年の弁護士経験の中で,様々な紛争やトラブルを見てきました。勘定してみると法律相談で3000余件,裁判所関連手続では500件ほどになるようです。
さて,「ディールに勝つのが楽しくて仕方ない」といった,前米国大統領のような方はさておき,多くの人々にとって紛争もそのための交渉もストレスです。そして,心優しい,引っ込み思案な人にとってはその傾向が強い。「なんだか言いくるめられて損をした」等,交渉で悔しい思いをされた方も居られるでしょう。
強大な交渉力にモノを言わせた理不尽な交渉アプローチなどを目の当たりにするなどする中で,どんな立ち位置の人であっても毅然たる姿勢を確保し,紛争やトラブルを主体的にきちんと収める方法はないものか,改めて深く思いを致すようになりました。
紛争やトラブルを収束するに当たっても「秩序と方法」というものがあります。もちろん,深刻なものは私自身が直接関与しなければならないことも有るでしょう。しかし本当はその「方法」を皆さんがご自身で「実践」出来る方が良い。そこで,最近私はそのエッセンスを7つの視点から分析・整理して最近セミナー等で伝えるとともに,社長だけでなく,社員の皆さんも含めた組織全体の交渉力が上がるよう研修プログラムを提供しています。
「理不尽を許さない」は多くの人が心に持つ根本理念です。そうでなければならないと私も思います。一人でも多くの人々が紛争やトラブルに心煩わされることのない穏やかな生活を送れるよう,日々力を尽くしていきたいと思っています。

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